CentOS8からパッケージの管理はyumからdnfに変わりました。基本的な使い方は変わりませんが、ここでは、dnfでアップデートする方法やコマンドなどのインストールについて書いておきます。
パッケージのアップデート
以下のコマンドで、インストールされているパッケージをアップデートします。
[root@ace ~]# dnf update
Extra Packages for Enterprise Linux 8 - x86_64 1.6 MB/s | 5.8 MB 00:03
メタデータの期限切れの最終確認: 0:00:02 時間前の 2020年02月16日 22時16分09秒 に 実施しました。
依存関係が解決しました。
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パッケージ Arch バージョン Repo サイズ
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インストール:
kernel x86_64 4.18.0-147.5.1.el8_1 BaseOS 1.5 M
kernel-core x86_64 4.18.0-147.5.1.el8_1 BaseOS 25 M
kernel-modules x86_64 4.18.0-147.5.1.el8_1 BaseOS 22 M
アップグレード:
ca-certificates noarch 2019.2.32-80.0.el8_1 BaseOS 408 k
dnf noarch 4.2.7-7.el8_1 BaseOS 490 k
dnf-data noarch 4.2.7-7.el8_1 BaseOS 139 k
dracut x86_64 049-27.git20190906.el8_1.1 BaseOS 364 k
dracut-config-rescue x86_64 049-27.git20190906.el8_1.1 BaseOS 53 k
:
省略
:
tuned-2.12.0-3.el8_1.1.noarch
yum-4.2.7-7.el8_1.noarch
epel-release-8-8.el8.noarch
インストール済み:
kernel-4.18.0-147.5.1.el8_1.x86_64
kernel-core-4.18.0-147.5.1.el8_1.x86_64
kernel-modules-4.18.0-147.5.1.el8_1.x86_64
grub2-tools-efi-1:2.02-78.el8_1.1.x86_64
完了しました!
[root@ace ~]#
[root@ace ~]#
[root@ace ~]# shutdown -r now
アップデートされたパッケージがあったら、再起動しています。特に、カーネルがアップデートされたら必須です。
古いカーネルを削除する
新しいカーネルがインストールされると、古いものは残ったままになります。
一度再起動して、正常に立ち上がったら、古いカーネルは必要ありません。
そこで、
# dnf remove $(dnf repoquery --installonly --latest-limit=-1 -q)
で削除します。
[root@ace ~]# dnf repoquery --installonly --latest-limit=-1
kernel-0:4.18.0-147.el8.x86_64
kernel-core-0:4.18.0-147.el8.x86_64
kernel-modules-0:4.18.0-147.el8.x86_64
[root@ace ~]#
[root@ace ~]#
[root@ace ~]# dnf remove $(dnf repoquery --installonly --latest-limit=-1 -q)
依存関係が解決しました。
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パッケージ Arch バージョン リポジトリー サイズ
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削除中:
kernel x86_64 4.18.0-147.el8 @anaconda 0
kernel-core x86_64 4.18.0-147.el8 @anaconda 58 M
kernel-modules x86_64 4.18.0-147.el8 @anaconda 20 M
トランザクションの概要
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削除 3 パッケージ
解放された容量: 78 M
これでよろしいですか? [y/N]: y
トランザクションの確認を実行中
トランザクションの確認に成功しました。
トランザクションのテストを実行中
トランザクションのテストに成功しました。
トランザクションを実行中
準備 : 1/1
削除 : kernel-4.18.0-147.el8.x86_64 1/3
scriptletの実行中: kernel-4.18.0-147.el8.x86_64 1/3
削除 : kernel-modules-4.18.0-147.el8.x86_64 2/3
scriptletの実行中: kernel-modules-4.18.0-147.el8.x86_64 2/3
scriptletの実行中: kernel-core-4.18.0-147.el8.x86_64 3/3
削除 : kernel-core-4.18.0-147.el8.x86_64 3/3
scriptletの実行中: kernel-core-4.18.0-147.el8.x86_64 3/3
検証 : kernel-4.18.0-147.el8.x86_64 1/3
検証 : kernel-core-4.18.0-147.el8.x86_64 2/3
検証 : kernel-modules-4.18.0-147.el8.x86_64 3/3
削除しました:
kernel-4.18.0-147.el8.x86_64 kernel-core-4.18.0-147.el8.x86_64
kernel-modules-4.18.0-147.el8.x86_64
完了しました!
[root@ace ~]#
コマンドなどをインストールする
以下のように必要なコマンドをインストールします。
[root@ace ~]# dnf install telnet ftp wget radvd tcpdump tar epel-release
メタデータの期限切れの最終確認: 0:50:07 時間前の 2020年02月16日 21時09分00秒 に 実施しました。
依存関係が解決しました。
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パッケージ Arch バージョン リポジトリー サイズ
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インストール:
ftp x86_64 0.17-78.el8 AppStream 70 k
radvd x86_64 2.17-12.el8 AppStream 104 k
tcpdump x86_64 14:4.9.2-5.el8 AppStream 477 k
telnet x86_64 1:0.17-73.el8 AppStream 72 k
wget x86_64 1.19.5-8.el8_1.1 AppStream 735 k
tar x86_64 2:1.30-4.el8 BaseOS 838 k
epel-release noarch 8-5.el8 extras 22 k
トランザクションの概要
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インストール 7 パッケージ
ダウンロードサイズの合計: 2.3 M
インストール済みのサイズ: 7.5 M
これでよろしいですか? [y/N]: y
パッケージのダウンロード:
:
省略
:
インストール済み:
ftp-0.17-78.el8.x86_64 radvd-2.17-12.el8.x86_64
tcpdump-14:4.9.2-5.el8.x86_64 telnet-1:0.17-73.el8.x86_64
wget-1.19.5-8.el8_1.1.x86_64 tar-2:1.30-4.el8.x86_64
epel-release-8-5.el8.noarch
完了しました!
[root@ace ~]#
今回インストールしたパッケージは以下のものです。
- telnet: telnetクライアント。telnetサーバはありませんが、httpやsmtp、popなどでしゃべるときに使います。
- ftp: ftpサーバを立てた時の確認用。ふつーはscpを使います。
- wget: インターネットからファイルをコピーする時に使います。
- radvd: このパッケージに入っているradvdumpでIPv6のルータ広告を確認します。
- tcpdump: ネットワーク上のパケットを確認する時使います。
- tar: 圧縮ファイルを展開する時使います。
- epel-release: EPELリポジトリを追加します。(まだちゃんと調べてないけど、きっと使います)
お勧めのKindle本です!
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