インストールDVDイメージをダウンロード
さて、早速CentOS8をインストールします。
インストール媒体は、CentOSの公式ページからDVD ISOイメージをダウンロードしてきました。
通常版とStream版がありますが、Stream版は開発用なので通常版ですね。ファイル名でいうと「CentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.iso」になります。
仮想マシンの作成
今回は、VirtualBoxの仮想マシンとして自宅サーバを立てます。VirtualBoxは6.1を使います。
仮想マシンの基本的なスペックは
- メモリは4GB
- ハードディスクは500GB
- グラフィックコントローラはVMSVGA
- NICは1つで、外部と直接通信できるブリッジ接続
とします。
詳細設定は以下の通り
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/WS000005.jpg)
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/WS000001.jpg)
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/WS000002.jpg)
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/WS000004.jpg)
CentOSのインストール
いよいよOSのインストールです。基本的な設定は以下の通り
- ホスト名:ace.lo.zeke.ne.jp
- IPv4アドレス:192.168.1.1
- IPv6アドレス:2001:2c0:cd03:ca01::ace
IPv6アドレスはプロバイダから割り当てられたグローバルなものになります。
仮想マシンにインストール用DVDイメージをマウントして、DVD起動します。
そのままでは、CentOSのインストール画面が画面外にはみ出してしまうので、ちょいと細工を行います。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_43_45-1.png)
DVD起動後、一番最初の画面で、カーソルキーで「Install CentOS Linux 8」に合わせて、タブキーを押します。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_44_38.png)
起動オプションが表示されるので、一番最後にvga=773を追加し、リターンキーを押します。キーボードが英語モードになっているので「=」を入力するには「^」キーを使います。
これは、画面の解像度を1024×768に変更するオプションです。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_46_59.png)
言語の選択では、入力欄に「ja」を入れると、対象が絞られるので、その中の「日本語」を選択して「続行」です。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_47_47-1.png)
インストールの概要では
- インストール先
- KDUMP
- ネットワークとホスト名
- ソフトウェアの選択
- 時刻と日付
の順に設定していきます。
インストール先
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_48_05-1.png)
パーティションは、ちょっとカスタムします。「カスタム」にラジオボタンをつけて「完了」です。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_48_50.png)
3つしかパーティションを切らないので、論理パーティションをやめて「標準パーティション」を選択。とりあえず「ここをクリックすると自動的に作成します」のリンクをクリックです。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_49_12.png)
ルートパーティションが50GBを超えるとhomeパーティションを追加するようです。パーティションが増えると容量管理が面倒なので、「/home」を選んで、「-」をクリックし、homeパーティションを削除します。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_14_02_2020_20_52_13.png)
次に「/boot」を選択します。ファイルシステムがext4になっているのが謎ですが、とりあえずそのまま。ラベルに「boot」を設定します。これは/etc/fstabでUUIDの代わりにLABELで指定するためです。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_14_02_2020_20_52_36.png)
「swap」も同様にラベルに「swap」をつけておきます。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_14_02_2020_20_52_54.png)
次に「/」を選択。要求する容量は空にします。こうすると残り全部を勝手に割り当ててくれます。ラベルは「root」に。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_14_02_2020_20_53_10.png)
最後に、/bootがsda1に、/swapがsda2に、/が/sda3になっていることを確認して「完了」をクリックします。sdaの割当は最後に編集したものに大きい数字がつくようです。
KDUMP
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_51_43.png)
kdumpは無効にしておきます。チェックを外して「完了」です。
kdumpはカーネルパニックが起こったときに、ダンプを取る設定です。
自分でプログラムを作るわけじゃないので、カーネルパニックは起きないし、万一起きたとしてカーネルを解析できたとしても、修正することもないので不要です。
ネットワークとホスト名
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_53_15.png)
ネットワークとホスト名の設定です。「IPv4設定」でIPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、DNSサーバを入力します。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_55_05.png)
「IPv6設定」も同様に、アドレス、プレフィクス、ゲートウェイ、DNSサーバを入れて「保存」をクリック。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_56_02.png)
最後に、「ホスト名」を入力。アドレスなど正しければ「完了」をクリックです。
ソフトウェアの選択
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_56_32.png)
ソフトウェアの選択では、余計なパッケージを入れたくないので「最小限のインストール」を選択して「完了」です。
日付と時刻
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_56_52.png)
日付と時刻では、ネットワーク設定が終わっているので、ネットワーク時刻が「オン」になっていることを確認。日本地図をクリックして、地域が「アジア」都市が「東京」になっていることを確認して「完了」をクリックです。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_57_19.png)
で、全部の設定が終わったら、「インストールの開始」をクリックします。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_01_58_08.png)
インストール中、ルートのパスワードとユーザを作成しておきます。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_02_10_45.png)
インストールが終わったら、「再起動」をクリックします。DVDは自動で排出されないので、ほっとくとインストール画面に戻ってしまいます。適当にVirtualBoxを操作してDVDを取り出し、リセットしてください。
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_02_13_55.png)
ログインプロンプトが出たら、起動完了です!
![](https://blog.zeke.jp/wp-content/uploads/2020/02/VirtualBox_CentOS-8-Server_13_02_2020_02_17_19-1.png)
ネットワーク設定が終わっているので、IPv4 IPv6ともに通信ができることを確認します。
以上でCentOS8のインストールは完了です。
お勧めのKindle本です!
コメント