10月10日日曜日、ターハント製ボルトアクション スラッグ銃が修理から戻ってきたので、早速ニッコー射撃場に撃ちに行ってきました。
今回はそのレポートです。
修理から戻ってきたスラッグ銃とスラッグ弾のハンドロード
7月の射撃会で撃っている時に、スラッグ銃が壊れてしまいました。
ボルトを止めるラッチが破損して、何もしなくてもボルトが抜けてしまう故障です。
修理から戻ってきたので、スコープを載せ直しました。
スラッグ弾を試射を含めて40発、ハンドロードして用意しました。
レシピは弾頭 K3+スペシャルワッズ,火薬 LONGSHOT 25gr,雷管 Fed,薬莢 WinAA スタークリンプです。
K3弾頭スラッグ弾の試写の結果
今回の試射の目的は、以前行った弾道計算があっているかの確認です。
この弾道曲線より、50m,100m,150m地点でのドロップ量は以下のようになります。(単位をインチからcmに変換しています)
距離 | 50m | 100m | 150m |
ドロップ量 (計算値) | 0cm | 23.8cm | 84.5cm |
試射では的の中心より上に狙点の目印になるようにシールを張りました。
150mでは的の中に狙点が入り切らないので、使用済みの標的紙で伸ばして目印を付けました。
150mの標的をスコープで覗いたところです。
風で目印の紙が倒れてしまいましたが、このぐらい上を狙っています。(この時は撃った後、写真を撮っている間に目印が倒れたので、撃ち直しをしなくてすみました!)
まずは、サイト合わせのための試射10発です。
最初の数発は銃腔の環境が変わるため乱れたようです。
最後の5発を参考にスコープを調整してみました。
試射の順番は、50m 1回目 → 100m 1回目 → 150m 1回目 → 50m 2回目 → 100m 2回目 → 150m 2回目の順番です。
50mの結果
サイト合わせをしたつもりだったのですが、下にずれてしまいました。
グルーピングはワンホールではありませんが、こぶし大にまとまりました。
縦方向に散っているので、薬量を0.5gr増やせばもっとまとまりそうです。
ドロップ量は約6cmですね。
100mの結果
100mについて、2回目の結果から、1回目の上に当たった2発はフライヤーではないかと考えます。
それを勘案すると、ドロップ量は約39cmでした。
150mの結果
150mについて、1回目の弾痕不明の2発はともに手前の土手に当たったことを確認しました。
そこで、2回目は狙点を30cm上に上げて撃ちました。
ドロップ量は約106cmとなりました。
弾道計算は正しかったのか
今までの結果を表にすると
距離 | 50m | 100m | 150m |
ドロップ量(計算値) | 0cm | 23.8cm | 84.5cm |
ドロップ量(実測値) | 6cm | 39cm | 106cm |
計算値と実測値の差 | 6cm | 15.2cm | 21.5cm |
今回、50mのゼロインがずれてしまい6cm下に当たってしまいました。
そのズレが100mでは約2倍の15.2cm、150mでは約3倍の21.5cmに拡大していったと考えられます。
もし、50mで正確にゼロインしていれば、100m、150mでのズレは出なかったものと思われます。
結論として、弾道計算は目安程度に合っていると考えて良いかと思います。
SBライフルのゼロインと立射の練習
次にSB(22RR)ライフルのゼロインを行いました。
今回は、弾を変えるので、KroilとJBボアペーストを使って、銃腔を掃除してみました。
Kroilは持ち運びしやすいように、小さいボトルに詰め替えています。
KroilとJBボアペーストをフェルトペレットに塗って、銃腔をゴシゴシこすってから、きれいなフェルトペレットで拭き取りました。
今回使用する弾は、SKのBASICです。
10発使ってゼロインを行いました。
掃除をしたので、最初の数発弾着が変わりましたが、弾が変わっても当たる位置は変わらず、スコープの調整は不要でした。
その後立射で20発を練習で撃ちました。
ちなみに愛用している標的はバーチウッドのダーティバードです。
弾が当たると周りが蛍光色になるので、銃についている9倍のスコープで、5.5mmの弾痕が確認できます。
普段は50mの標的を撃っていますが、150mでも弾痕の位置がなんとなくわかります。
10年以上使い続けて標的の写真を保管しているので、過去のデータと比較するためにも使い続けようと思います。
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