ライフル銃のスコープのゼロインの方法とランニングターゲット射撃の記録会

ランニング・ターゲット射撃銃・アクセサリー

12月13日日曜日、ランニングターゲット射撃の記録会がありました。

スモールボアライフルのライフルスコープを乗せ替えた直後のため、スコープで狙って撃ってもどこに当たるかわかりません。

そこで、12月12日土曜日にニッコー栃木射撃場へ、スコープのゼロインをしに行ってきました。

スコープの取り付け方について

ライフル銃にスコープを取り付ける方法は、いろいろあると思います。ここでは自己流のつけ方を紹介しておきます。

まず、今回の銃はスモールボアライフルで、スコープベースは11mmのダブテイルになります。多くの狩猟用エアライフルも同じですね。

スコープはフロンティア製のスコープです。ソフトエアガン用ですがスモールボアライフルは実銃ですが反動はほとんどないため、壊れることはありません。

スコープマウントはBLK社製の30mmを使いました。

まず、銃を構えて、スコープを取り付ける位置を決めます。

射撃姿勢をとって(自分の場合は立って撃つ立射)目をつぶって構え、目を開いてスコープを確認します。

目を開けて構えると、ついついスコープが良く見えるように構えてしまうからです。すばやいサイティングにはスコープの位置を体に合わせないといけません。

スコープを前後に動かして、このように影ができずに綺麗に見える位置にします。立射だと顔を立てているため、スコープリングに下駄を履かせて高くしておきました。

次に、目視でレティクルの垂直線が銃口の中心を通るようにスコープを回転させます。一般的には水平器を使って水平を出して行うようですが、今回は競技射撃のため50m先の標的しか撃たないので、こだわっていません。

スコープの位置が決まったら、規定のトルクでスコープマウントのネジを締めます。

スコープのパララックスの確認

今回のスコープには、フォーカス調整ノブがついているので、50m先に張った標的に対してピントを合わせます。

目盛りの単位はヤードなので、55ぐらいの位置になりました。

この状態で、銃を動かさずにスコープを覗く位置を変えてみます。

レティクルに標的が張り付いているように動いているのがわかるでしょうか?

このとき、レティクルと標的の間に視差がない(パララクスフリー)の状態といいます。

これであれば、構えたときにミスをしてスコープに影ができるような覗き方をしても、狙ったところに当たるようになります。(でもミスをしたら他の体勢も崩れているので、結局当たらないんですけどね)

ハンティング用の固定焦点のスコープは、焦点距離が100~150ヤードになっているので、50mだと視差が出るんですよね。もっとも、ミスをせず構えられるようになれば関係ないのですが。

ボアサイターでゼロイン調整

まずは、ボアサイターを使ってスコープをあわせます。

これは、弾を撃ったとき少なくとも的紙に当たる程度にまとまるように調整をしておきます。

撃っても弾痕不明だとその後の調整のしようがないですからね。

自分は廃番になってしまいましたが、LeupoldのZeroPointという磁石式のボアサイターを使っています。これを銃口に取り付けて、スコープを覗いて見える目盛りにレティクルをあわせます。

的紙に入る程度で良いので大体です。

実射でゼロイン調整

実射で3発撃ってみました。左の標的の真ん中を狙ったら、1射目の位置に当たりました。

ボアサイターで合わせたはずなのに、だいぶ落ちていますね。これは、一般的なライフルの弾速が2000~3000fpsなのに対して、このスモールボアライフルの弾速は1000fps程度だからです。

次に、エレベーションノブとウィンテージノブでレティクルの位置を調整します。

スコープには100Yard 1/4と書いてあります。これは、100ヤードにおいて、1クリックで1/4インチ弾痕が移動するという意味でしょう。50mに換算すると約3.5mmです。

いつもは狙点と弾痕の間を測って、クリック数で調整します。

今回はズレが大きくクリックを数えるのが大変なことと、スコープから弾痕が確認できたことから、スコープを狙点に合わせた状態で、銃を固定して、エレベーションノブをUp方向、ウィンテージノブをLeft方向に回して、レティクルを弾痕に合わせて調整しました。

UpにするかDownにするかいつも迷うのですが、これは弾痕を移動させたい方向と覚えています。

もう3発撃ってみると、2射目の位置に当たりました。

最後、Down方向に2クリック、Left方向に1クリック調整してから、3発右の的に撃ってみると、いいところに当たったので、これで調整完了です。

おもちゃのスコープでも、ちゃんと当たるので、ぜんぜん問題ありませんね!

ノブの表示をリセット

ハンティング用スコープだと、エレベーションとウィンテージの調整ネジに蓋をして不用意に回らないようになっています。

このスコープはぶつけた拍子に、せっかく調整したノブが回ってしまう恐れがあります。

そのため、不意に回ってもそれがわかるようにノブの表示をリセットしておきます。

ノブは、芋ネジ3本で固定されているので、1.5mmの6角レンチで外します。

次にノブを回さないように上に引っ張れば、外れます。

最後に、スコープ本体についている印を0に合わせて、ノブを取り付けて、芋ネジで固定します。

ノブの表示をそれぞれ0にしておけば、不意に回っても気がつきますね!

このあと、20発ほど撃って、立射の練習をしました。

ランニングターゲットの記録会に参加

翌12月13日日曜日、千葉県営射撃場でランニングターゲット射撃の練習会があったので、参加して来ました!

新型コロナ感染症の影響で、本来の試合の進行と異なり、射場には選手2名とプーラー1名しか入れません。

本来は選手が撃っている間に、次射手が空撃ち練習できるのですが、それができなくなりました。

それを言い訳にするわけではありませんが、結局6割に満たない成績でした。

これに懲りずに、次回がんばりましょう!

お勧めのKindle本です!

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