倉敷・尾道・宮島ツーリング3日目

オートバイツーリング
3日目はオートバイで宮島に乗り込み、島内を一周。その後まっすぐ大阪に帰る予定です。
実際のルートはこちら
朝7時、宿の裏においてあったオートバイに乗り込みます。
広島は寒いようで、シートには霜がついていました。
船着場で、フェリーを待っているところ。フェリーにオートバイを持ち込んでの移動は初めてなので、どきどきです。
フェリーに乗り込んだのは、オートバイは自分とスクーターのおばちゃんが1人。自動車は3台でした。そのうちの2台は普通の自動車でしたが、船員さんの話しているのを聞くと、警察の人だそうです。何か事件があったのかな?
宮島から顔を出した朝日。
フェリーから見える鳥居。
フェリーから降りると、みんな市街地のほうに行きますが、自分は島を周回するために反対の東に向かいます。
包ヶ浦海岸公園です。島内の唯一の県道はここまで。
ここから先は林道です。
山の中で、鹿とばったり。警戒はしてるけど逃げないようです。
海岸沿いには浜もあります。シーズンでないためか、鹿の足跡が多いです。
海岸に小さな祠。
大砂利というところで行き止まりです。迂回しようと思いましたが、写真に写っているところが凍結しているため、断念しました。
来た道を引き返します。
途中で出会った鹿の親子連れ。
桟橋、市街地では、観光優先のため車両が通れるところが少ないです。ロープウェーに乗ろうとも考えましたが、歩道しか見つかりません。乗り場に着いたとしても駐車場はないでしょうね。あきらめました。
市街地を抜けて反対側の海岸線を走ります。途中でこんな立て看板が「奥の院 ← → 自然植物実験所」ありました。
ちょっと迷って「奥の院」の方へ向かいました。秘密っぽいじゃないですか。
こちらの道は海岸から、山へ登る道のようです。舗装はされていますが、登るにつれて道は細くなるし、コケが生えてるところが多くなります。気温は低いようで、ヘルメットのシールドが曇りだします。ヤバい感じがします。
とうとう、凍結路になってしまいました。無理に進んでオートバイを倒したら起こせるかどうかわかりません。
奥の院は未練が残りますが、引き返します。
ちょっとバックで進んで、広いところで方向転換できました。
後で調べてみると、通ってきた道は車両で弥山 奥の院までいける唯一の道のようです。凍結さえなければ登れたのに、残念です。
山を下っていくとすぐに自動車が向かってきます。わきに寄ってやり過ごしますが、よく見ると今朝フェリーに一緒に乗ってきた警察車両です。続いて消防の赤い軽自動車が2台続けて登ってきます。
この先で事件があったようですね。自動車なら凍結路は関係ないのでしょう。
市街地に戻っても駐車場がないので、その辺にオートバイを停めて神社をお参りします。
平清盛神社
厳島神社
お参りがすんだので、引き上げです。
帰りのフェリー
帰りは自分1台だけでした。車両が動かないように、ひもか何かで拘束するのかな?と思っていましたが、単純に停めておくだけで、OKみたいです。
フェリーを降りて、フェリー乗り場にオートバイが停まっていたので、隣に停めてトイレ休憩していると、フェリー会社の人に「隣のバイクは知り合いのものなのか」と話しかけられました。
このバイクに乗ってきて宮島に渡った女性が昨日から行方不明になったそうです。自分が出会った警察と消防はその女性を捜索していたのです。
ニュースでは「23日、広島県廿日市市の宮島にある山に登っていた31歳の女性から「道が分からなくなった」と救助を求める通報があり、警察や消防が、24日、女性の行方を捜しましたが見つからず、25日朝から捜索を再開することにしています。」と伝えていました。
自分もソロツーリングで谷にバイクごと落っこちて行方不明になってしまうかもしれません。人事ではないと感じました。
ここから、高速道路で一気に大阪へ向かいます。
ところがすぐに雲行きが怪しくなり、雪がちらちらと降ってきました。道路はまだ積もってはいませんが、これから山中を越えるとき、どうなっちるかわかりません。どきどきです。
雪が降っていたのは、広島県内だけで、岡山県に入ると天気が良くなりました。
あまりに寒かったので、「倉敷IC」の看板を見たら、また、有鄰庵に行きたくなって、高速道路を降りてしまいました。
紅茶とプリンで温まります。
おとといであった、詩人の女の子に今日は詩を書いてもらっちゃいました。
ここからまた、高速道路をひた走り、大阪に無事到着です。
数日後、ニュースで「広島県廿日市市の宮島で、23日、登山をしていて行方が分からなくなっていた呉市の女性が、25日正午ごろ、山中にいるところを発見されました。女性は会話ができる状態で、命に別状はないということです。」といっていたので、安心しました。氷点下になる山の中で2日間も生き延びていたのにはびっくりです。

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