佐久平国際射撃場で撃ってきました。2

ハンドロード射撃

さて、佐久平射撃場でのもうひとつの目的は、リロード弾の試し撃ちです。
弾頭鋳造オフ
この日記で書いた加工した弾頭はグルーピングが良くなるのか?を検証してみました。
グルーピングの良し悪しは、5発撃ち込んで一番離れた弾痕の中心点の距離(CtC)で測ります。数値が小さいほど精度が良いということです。

条件として、弾頭加工の有り無し以外に、ワッズの違い(WAA12 or 12S4 WAA12の足を切らない)、火薬の種類の違いを比較してみました。

火薬の量は初速が920fpsぐらいになるように調整しています。標的射撃で使うためできるだけ反動が少ないようにするためです。
結果は以下のとおり
2011年3月6日日曜日 晴れ 気温10℃? 湿度40%? 佐久平国際射撃場(標高750m)
項目  火薬  弾頭加工 ワッズ  CtC平均 CtC1射目 CtC2射目
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A   SR4756 なし   WAA12   97.0   58    136
B   SR4756 あり   WAA12   81.0   28    134
C   SR4756 あり   WAA12まま 86.0   69    103
D   SR4756 あり   12S4    113.5  165     62
E   SS火薬   あり   12S4     95.5    98      93
これだと、どれがいいのか良くわからないです。ただ、項目Bの1射目は1発弾痕不明になったので4発分のCtCです。
公平を期すために一番外れている弾痕を除いて、4発分のCtCを調べると以下のようになりました。
項目  火薬  弾頭加工 ワッズ  CtC平均 CtC1射目 CtC2射目
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A   SR4756 なし   WAA12   89.5   55    124
B   SR4756 あり   WAA12   44.5   28     61
C   SR4756 あり   WAA12まま 70.0   55     85
D   SR4756 あり   12S4      64.0   92     36
E   SS火薬   あり   12S4      52.0   58     46
この結果から、一応自分の結論として
1.弾頭加工は効果がある
2.ワッズの違いはあまり関係なさそう。少なくともたくさん持っているWAA12を捨てて、12S4を購入する意味はない。
3.燃え残りがたくさんでるSR4756に比べて、綺麗に燃えるSS火薬のほうが、精度が安定している。

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