この日は前から雨の予報で、キャンプにするか、それとも佐渡ヶ島を出て、長野あたりのライダーハウスに宿泊するか悩んでいました。
前日の予報では、雨は4日の午後から5日の未明まで、5日の朝は晴れだそうです。
ということは、4日はテントを張りっぱなしに置けば、テントの設営、撤収時に雨に当たることはなさそうです。
3日目は佐渡ヶ島のまだ行っていない所を廻り、4日目に撤収帰宅ということにしました。
3日目のルートはこちら
(地図をクリックすると、詳細なページに飛びます)
連泊なので、テントは張りっぱなし、寝袋などもそのまま置いておきます。盗難の心配がありますが、高価なものでもないので、そのときは諦めます。
テントの上を覆っているタープは雨のときはありがたいでしょう。
島を縦断して、前日の反対側から大佐渡スカイラインを走ります。
佐渡金山に到着です。前日もこの前を通りましたが、見学するには時間がかかりそうだったのでパスしました。
見学にはいくつかコースがあって、自分は割れたお山を見学する「道遊坑コース」を選びました。
坑道を出た後、広場で割れたお山を見学です。金を掘るために、山の頂上から下に掘り進んだために、割れたようになっています。
佐渡金山は江戸時代に発見され、明治時代が最盛期、昭和時代に掘りつくされ平成元年に閉山されたそうです。意外に最近まで操業されていたんですね。
金山の見学後、真野湾沿いの海岸を通り、佐渡ヶ島の左下の端っこ、沢崎灯台です。
灯台のそばによって、海を眺めてみると、
たらい舟で漁をしている人がいました。たらい舟って昔の物で、今は観光用しか残っていないと思っていましたが、生で実用のたらい舟を見られて幸運でした。
後で分かったことですが、まさにこの海岸がたらい舟発祥の地だそうです。
ちなみに、佐渡ヶ島の海岸沿いの道には「密漁禁止 アワビ、サザエを捕ってはいけません」の立て看板を良く見かけました。きっと豊富な漁場なのでしょうね。
ここは、印象的な赤い橋があって、箱庭的な美しさでした。
たらい舟も人気で、訪れた人の多くが乗っていました。
たらい舟の中は箱メガネがあって、海の中を覗けるようになっています。透明度が高いので綺麗に見えることでしょう。
ここで時間はまだ正午ごろ、このままキャンプ場に戻るのはまだ早いので、トキを見学することにしました。
トキの見学は「トキの森公園」で良いのかな?とにかく向かうことにしました。
ここから、県道81号線「佐渡縦貫線」を走って、トキの森公園を目指しました。
途中で見つけた変わったもの。
戦道騎馬武者。道端にいきなり現れたのでびっくりです。
太郎杉公園の太郎杉の館。
中には日本一大きな杉の切り株が収まっています。いたずらされないように建物で覆うなんてどれだけ貴重な切り株なのでしょう。
途中雨が強くなり、しかも道に迷ってしまいました。
そこへ、一台の自動車が止まり、「どこに行くの?」と話しかけられました。トキの森公園に行くことを告げると、その人もその公園へ行くので、道案内をしてくれるそうです。ラッキーでした。
その道中、道案内をしている自動車が止まり、「あそこに野生のトキがいます」と教えてくれました。
たちかに、100m以上先の田んぼのあぜ道に、なにやら動いているものがあります。
道理で、トキを見つけるのがうまいんですね。
トキの森公園に到着です。ここにはトキの繁殖施設があり、生きているトキを観察できるそうです。着いてから知りました。
ふれあいプラザでは、観察窓からトキを間近に見ることが出来ます。
すぐそばまで来てくれました。目が合っても逃げません。泥の中のドジョウを食べていました。
羽の色がグレーなのは、繁殖期なので黒くなっています。
その後、雨の中を食材を買ってキャンプ地に戻りました。
テント、その他に異常はありません。いたずらされなくてよかったです。
タープの下、炭を熾すのは大変なので、コンロに火をつけて小さなフライパン「ちびパン」でソーセージや焼き鳥を焼き、それをつまみにビールです。
しかし、風が強くなりコンロが吹き飛ばされそうになったので、テントの中に撤収です。
外では太鼓や鐘の鳴る音がいつまでも聞こえます。近所の神社のお祭りのようです。
行きたかったけれど、この風雨ではちょっと無理です。
そのまま就寝です。雨で靴の中がぐちゃぐちゃに濡れたのが一番つらかったです。
4日目に続く。
コメント
いいね。
スイカもいいね。
> sal*****さん
コメントありがとうございます。今日は暑かったのでスイカを食べたくなりました!