8月22日土曜日、午後からニッコー栃木綜合射撃場にスモールボアライフルの練習と、スラッグ弾の試射に行ってきました!
スモールボアライフルのサイト合わせと練習
まずは、スモールボアライフルの練習です。
スラッグ弾の反動は強烈なので、こちらを先に撃つとフリンチングが出る恐れがあります!なので、スモールボアライフルが先です。
リコイルパッドに張ってある養生テープは、挙銃をするときのすべりを良くするためです。前回のランニングターゲット練習会で使ったときに張りました。
まずはサイト合わせです。3発撃ってみたら、的紙に入らず弾痕不明(8倍スコープだと、白いところに当たった弾痕は見えにくいのです)標的をおろして確認すると、①に当たっていました。
「弾痕は中心から左に6インチぐらいかな」とスコープのウィンテージを右に48クリック。
次の3発は②のように右に1インチだったので、左に8クリック。
最後の3発は③に当たりました。
次に、立射の練習です。11発撃ってみました。いままで「この位置で引き金を引いたはずなのに、ぜんぜん別の場所に当たってる!」という感覚でした。少しはスモールボアライフルに慣れたのか、今回は引き金を引いた位置に当たっているような気がしました。
弾速測定の準備
今回は、スラッグ弾に新しい火薬(LONGSHOT)を使うので、弾速も測ることにしました。
自分の使っている弾速計は光センサーを使うタイプなので、スラッグ弾のマズルブラストの影響を避けるため、銃口から3m離さなくてはなりません。
弾速計を3m離した位置に置こうとすると、銃口の延長線上にあるのかわからないのですよね。
そこで、
銃身に、レーザーポインターを取り付けて、
標的に照射します。写真では良くわかりませんが、スコープで覗くと標的の真ん中に緑のレーザーで光っているのが確認できました。
(日光の当たる場所でもポインターがわかるように、ちょっと強力なものを使っています。このためにしか使えません)
レーザーで、弾道がわかったら弾速計を設置します。
自分の使っている弾速計は、Competition Electronics社のProChrono Digitalです。
前後の光センサーの上にレーザーが通っているのか、手でかざして確認しながら設置します。
以前は、弾道が光センサーに近いほうがよいのではないかと思って低くしていましたが、いろいろ計測してみると、光センサーから20~30センチほど離したほうが良いことがわかりました。
ProChrono DigitalにBletoothアダプタをつけているので、弾速データをスマホにインストールしたアプリに飛ばせます。計測するごとに
このようにスマホで画面表示と音声で弾速を教えてくれます。計測中に弾が当たって弾速計が壊れてもそれまでのデータは残ります!
スラッグ弾の試射の結果(弾速)
今回試射したスラッグ弾は
この記事で作成したPARADOX 12GA弾頭にLONGSHOT火薬でリロードしたものです。
薬量は27gr~33grとなります。薬きょうはWinAAを使いましたが33grだけ足りなくなったのでGBの薬きょうを使いました。
まずは、弾速の結果から
薬量27gr,29gr,31gr,33grの弾速の平均値を求めてグラフ化しました。今までのデータから、薬量と弾速は比例することがわかっているので、赤い線で近似値を引いています。
ちなみに、クレー射撃で使う散弾実包は1350fps、高速なサボット弾は1500fpsぐらいですね。
燃焼速度が遅いLONGSHOT火薬は、たくさん詰めることによって圧力を上げすぎずに、弾速を上げることができます。できれば30gr以上入れたいところです。
ただし、33grで試射した際、薬きょうが張り付いたり、雷管が浮いたりしたので、限界近い感じです。GB薬きょうでの問題なのかもしれないので、WinAA薬きょうで試してみたいところです。
スラッグ弾の試射の結果(集弾)
試射した順番は、27gr 5発→29gr 5発→31gr 5発→33gr 5発→27gr 5発・・・です。
最初の29gr 5発を撃った後、弾痕が右によっていたので、サイト調整を行い弾痕が左に2.5インチに来るようにしました。
29gr 2回目は4発ワンホールになっていますが、1回目の結果を見ると、たまたま4発まとまっただけのようです。
また、33grはGB薬きょうとの相性が悪い(ガスシールが緩々だったのでテープで巻いたから?)ため、ばらけたと思います。
Universal火薬を使ったスラッグ弾の結果と比較してみると
今回はよくありません。
LONGSHOT火薬の薬量を30gr以上にして、もう一度試してみようかな?
お勧めのKindle本です!
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